ルーフィング:実際に雨から家を守っているもの

屋根の仕上げ材(瓦、スレート材、ガルバリウム鋼板、トタンなど)の下にあって、仕上げ材の隙間や横殴りの雨の時、仕上げ材の中に入った雨水を家の中に入れないようにしっかり雨漏りを守っているのが、下葺き材、またの名を防水シートとか、ルーフィングと言います。 材料の色、形、姿は、下記の写真のようにシート状です。 表側には、メーカーのロゴや製品名が書かれています

ルーフィング、防水シート、下葺き材は、どれも同じ屋根材
注: ルーフィング、防水シート、下葺き材は、どれも同じ屋根材を言っています。 同じものです

ルーフィングの主な素材は、原油から作られるアスファルトで、粘性の高いものです。 このアスファルトを、基材である薄い繊維やフェルトのシートに浸透させ、防水効果を高めています。 全く水分を透過しませんので、防水シートとして非常に一般化しました。 ルーフィングと言ったらこのアスファルトを使った防水のシートのことを言います。 ゴムアスは、ゴムアスファルトルーフィングの略で、防水機能の成分である、アスファルトを改質ゴムアスファルトというより粘性の強いゴムの成分が入ったものを使ったものが、ゴムアスです。 これらもいろいろな種類の製品が発売されています。

劣化の原因と耐用年数、メーカーの見解

ルーフィングの耐用年数; 大手メーカー田島ルーフィングの見解:
ルーフィングは、太陽光の紫外線や熱、酸化などにより劣化します。 アスファルトルーフィン940*1などの下葺き材は、屋根材により紫外線があたらないので、仕上げ材の下に施工された場合、主に熱や酸化によるアスファルトの硬化が劣化です。この硬化による劣化の度合を試験方法が、アスファルト(粘性のある固体)を指輪のような小さな、薄い筒に入れお湯のなかで針を立て、その針が指輪の中のアスファルトに沈んで行くかで、アスファルトの柔らかさを計る侵入度試験というものです。 この結果(促進劣化*2ですが・・・)を見ると、15年~20年程度、アスファルトは健全な柔らかさを保っています。実際には、10年程度で雨漏りが始まるという事例は非常に少ないので、アスファルトの耐用年数は15~20年と考えて良いのではないでしょうか? 

ルーフィング:耐用年数の定義;
アスファルトルーフィング、防水シートの耐用年数、寿命は、どのようなときに耐用年数がきた
というのかと言うと、ルーフィングが防水シートの役をなさなくなったとき、と考えます。
では、アスファルトルーフィングの役割は?

@ ”雨漏りを防ぐ”防水機能が、主な役割ですので、この防水機能が一部でも
失われたら、耐用年数です。

主にこの防水機能の喪失は、釘穴から始まります。 スレート材、瓦屋根の桟木、トタンを下地材に固定するために、全て釘か、ビスにて固定します。
これらは、ルーフィングを貫通して、下地材に固定されています。 アスファルトは、その粘性
柔らかさの故、釘をしっかりくわえ込み、間からの漏水を防いでいます(防水) しかし、このアスファルトが、熱、酸などにより耐用年数を過ぎますと、硬化は始まりやがて、釘との隙間を埋められなくなって、雨漏りを生じるのです。 他の部分も劣化⇒硬化⇒もろくなって防水機能を失う⇒雨漏り。 という経過をたどります。

1.アスファルトルーフィング940

2.促進劣化
劣化を測る1つのやりかた、材料の劣化を長期間想定したいのだが、10年、20年も測れないので、集中的に劣化要因を与え、この場合、温度、酸を10年分、20年分を短期間与え(負荷をかける)同等な結果とする方法
ルーフィングとして今非常に良く使われている
アスファルト・ルーフィング、ゴムアスファルト・ルーフィングの耐用年数は
15年 から 20年