
屋根の形は、屋根材料に依存しません。
また屋根は基本的に3層構造で、その一番下のコンパネ(下図)を支えているのが”垂木”と呼ばれる骨組で、この上に屋根材のコンパネ(野地板)を施工します。(下図)

コンパネ(構造用合板)を施工したところです
むかしは、幅の狭い野地板というのを張っていました。(今でも野地板、野地と言います)

幅:10cm
長さ:1m-1.8m
の板を張ったものを野地板と言う。

コンパネの上に、実際に雨水を防水する防水シート(ルーフィングとも言う)を施工します。 この防水シートが破れる、裂けると、雨漏りが始まります。 材質は、布にアスファルトを塗布したもので、防水に広く使われています。

屋根材である、スレート材(コロニアル、カラーベスト)は、防水シートの上から施工します。 施工方法は、屋根の軒から(屋根の下側)施工します。 スレート材は、横500mm、縦300mmぐらいの固い板状の材料で、釘またはビスで固定します。 この固定した部分を隠すように次のスレート材を重ねて張っていきます。
スレート屋根の、名称

スレート材(コロニアル)

スレート材(カラーベスト)
左写真は、比較的綺麗なスレート材の屋根で、急勾配の平部で出来ています。 平部と平部の間の窪んだ角は谷部と言い各平部の一番上は、棟と言うのは瓦屋根と同じです。 この屋根は一部切妻ですので、写真右と左に”けらば”部分がありますけらばを正面に見ると三角形をしているのが、切妻屋根の特長です。 コロニアル、カラーベストは、旧株式会社クボタの商品名です。 右写真は、25年経過したスレート材の屋根でこの後ガルバリウム鋼板へ葺き替えをしたのですが、見ての通り、苔やカビ、埃でかなり汚れています。 棟の部分には、板金が使用され、この部分は棟包みという名前です。 スレート材の屋根では一番修理サイクルが短い部分で、頻繁にメンテが必要です。 この屋根は寄席棟で、一番テッペンが大棟で、他に下り棟が4本、合計5本の棟があります。 25年は、スレート材の寿命に近いですが、棟包みを交換して、平部は高圧洗浄、塗装を塗り直すと、綺麗に蘇ります。
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